「特別展 蘆雪生動 ―南紀 無量寺への旅―」へ |和歌山県立博物館

今月23日までの展覧会、蘆雪生道の後期第4期へ滑り込み。

和歌山県立博物館はもとより、和歌山県へ行くのも初めてです。

私の家から2時間と遠いですが、乗り換えも少なく移動はスムーズでした。

地下鉄堺筋線の天下茶屋駅で南海電車に乗り換え、そこから特急サザンで和歌山市駅まで1時間弱です。

平日の9時過ぎでしたが、自由席はちょうど座席が埋まるくらいの混雑具合。

指定席を取ったほうがゆっくり旅を満喫できたかな。指定席にほとんど人はいないようでした。

和歌山市駅からは、改札を出てすぐのバス乗り場からバスに乗り、5分もかからず県庁前バス停に到着。そこから歩いて5分ほどです。

無量寺の収蔵庫を改修工事中、絵画を和歌山県立博物館に保管しているため、今回の展覧会が開催されたそうです。

思いがけず、高山寺の「寒山拾得図」を観ることができました。

ばーんと大きな寒山拾得。宴席などで即興で描かれたものであるらしい。

その場にいた人たちは、きっと大盛り上がりだったでしょうね。うらやましい。

前期には草堂寺の「龍・仙人図」と「四睡図」も展示されたそうで、観たかったです。

草堂寺の「群猿図」の猿たちがふわふわで、足の裏がかわいくてお気に入りになりました。

ひとり遠くを眺める白い猿も雰囲気があって良かったです。

「柳に烏図」「岩浪群鳥図」「松虎図」の雀など、鳥のかわいさも際だっていました。なんでこんなに生き物を魅力的に描けるんでしょう。

思ったより混雑もなく、タイミングが合えば独り占めで龍図・虎図とも向き合うことができました。

長椅子がたくさん置いてあり、座ってじっくり鑑賞することができます。

出展数はそれほど多くないんですが、ひとつひとつの作品とゆっくり向かい合えるので、長居してしまいました。

校外学習で子供たちも来ていて、動物の数を数えてきゃっきゃしてかわいかったです。

いつもなのか、この展覧会だけなのか分かりませんが、65歳以上は入館料無料だそうで、どんな世代も楽しめる博物館です。

今回もグッズをたくさん買ってしまいました。

欲しかった無量寺の「虎図」の虎さんしっぽのトートバッグと、ガーゼハンカチ。

ハンカチは「群猿図」の白いお猿もあり、ものすごく悩みましたが、「薔薇図」の前髪猫さんにしました。

府中市美術館で開催された長沢蘆雪展のグッズであろうステッカーや、龍図・虎図のクリアファイル、メモ帳など、欲しいものしかありません。

つい買ってしまう、中身が見えないシリーズ。前期と後期の缶バッジ。

「虎図」と「林和靖図」でした。満足げないいお顔です。鶴と梅を愛し、一生を俗世から離れて過ごした詩人だそうです。

帰りは和歌山城の追廻門を抜けて、駅まで歩きました。

この追廻門は、主要部材に当初材が多く残っていてる遺構だそうです。

和歌山護国神社にお参り。

明治維新期の戊辰戦争以来、国のために命を捧げた戦没者の英霊が祀られています。

これらの御霊は、国家や地域の平和を願う象徴として大切にされているとのこと。

こちらの狛犬さんもいいお顔でした。

あ。

うん。

まだまだ暑くて、和歌山城まではたどり着けず。城壁の刻印を探しつつ歩きました。

この刻印の意味は石質チェック、鬼門除けなど諸説あるそうですが、和歌山城研究家の松田茂樹氏の説によると、

浅野家が城主だったころに修築された石垣にしか刻印がないので、家臣が、ここはうちの主が築いたよ、としるしたものだそうです。

和歌山市駅に隣接して、和歌山市立図書館があります。

道を聞かれたご縁で博物館までの道のりをご一緒したご婦人に、図書館がとても良いと教えてもらったので寄ってみました。

ものすごく良かったです。広々としていて、ゆっくり本を読めそうでした。蔵書もたっぷりで、気になる本がたくさん。

今回はあまり時間がなく、読みたい本をチェックしただけで終わりました。家の近所の図書館にも置いてあるかな。

1階の蔦屋書店で紀州銘菓「かげろう」を購入。

スチャダラパーのYouTubeで紹介していて、ずっと食べたかったんです。ふんわりやさしい味でおいしかったです。

はじめての和歌山。また行きたいと思えるすてきなところでした。

いつか無量寺にも訪れたい。その時は、ゆっくり泊まりで満喫したいと思います。