「それいけ!応挙塾 ー丸山応挙とその弟子たちー 展」へ|嵯峨嵐山文華館 帰りに法輪寺へお参り。

応挙先生と弟子たちの作品を3期に分けて展示するという贅沢な展覧会。今回は後期を見に嵯峨嵐山文華館へ。

私は阪急電車利用なので、阪急嵐山駅から徒歩15分ほどです。

暑い日はちょっとしんどいですが、渡月橋を渡って行くので、景色を眺めながら気持ちよく歩けます。

が、観光客の多い時間帯は、橋を渡るのに人の波に飲まれます。

私は人混みがあまり好きではないので、なるべく朝早く行って、昼過ぎには退散します。

出かけた日は、昨日の大雨と午後からの雨予報で躊躇したのか、いつもよりは人が少なめでした。

嵯峨嵐山文化華館へ到着。こちらの美術館は今回の応挙塾展で初めて知りまして、今日で3回目です。

なんと、一部はのぞきますが、作品の写真が撮れます。SNSやブログにも載せていいそうで、おおらかです。

後期は、応挙先生おなじみのかわいい子犬たちが戯れる「竹に狗子図」をはじめ、芦雪、源琦の屏風など、個人的に好きな作品ばかりで、かわいい、きれい、かっこいいが渋滞していました。

源琦の「山水図屏風」。

雪のしっとりした感じがとてもきれいで、ずっと見ていたくなる屏風です。

人が少なかったので、屏風の前にある長椅子に腰掛けてゆっくりと眺めることができました。

右に夏、左に冬の景色が描かれています。雪景色の中の人。

こんなお家に住みたい。でも寒そうですね。子どものころ遊んだ「こえだちゃんの木のおうち」を思い出しました。こういうタイプのおうち、よく登場します。

源琦は応挙先生が亡くなったあと息子の応瑞を支えていましたが、早くに亡くなったそうです。

長生きしていたら、素敵な作品をもっともっと見られたかと思うと残念です。

岸駒の「双鶏図」。

私の写真ではぜんぜん良さが伝わりませんが、解説に「つがいの愛情をも表現」と書いてあり、

どれどれと見てみたら、雄鶏の頼りがいのある感じと、雌鶏が雄鶏を信頼してる感じがすごくかわいかったです。

芦雪の「山水鳥獣人物押絵貼屏風」

人も動物も、表情が良すぎます。こういう作品を見るに、蘆雪は絶対善人だなと思います。

向かい合ってにこにこしている牝鹿とおじさん。おじさんが優しそう。こどもがきゃっきゃしています。

仲良しそうなおじさんふたり、どういう仲なんでしょうか。親子にも見えます。

そして今回、初めて知った画家、矢野 夜潮(やの やちょう)。応挙の孫弟子だそうです。

昨年、作品や資料が一気に発見されたそうで、今回の展覧会ではたくさんの作品を観ることができました。

すごく繊細でふんわりした感じの優しい絵だなと思いました。

中期に出ていた「鬼図」の鬼の親子や「寒山拾得図」も、みんな優しい。話しかけやすそうな寒山拾得です。

外の人だかりが嘘のような静かな館内。

2階は畳の展示室で、靴を脱いでゆっくりと過ごせます。

なんでこんなに人が少ないのか不思議ですが、とても素敵な素晴らしい美術館です。

帰りにちょっと足を伸ばして、矢野夜潮の「高雄秋景・嵐山春景図屏風」にも描かれていた法輪寺にお参りに行きました。

虚空蔵法輪寺は、元明天皇の勅願で行基菩薩が創建したそうです。行基さん、すごいですね。

枕草子や今昔物語にも描かれているそうで、とても歴史のあるお寺です。

三門の奥にマキタのブロワー。階段をきれいに掃除されていました。

紅葉が青々とゆれています。

狛虎さんと狛牛さんがいました。ふたりともかっこいいですね。

ご本尊の虚空蔵菩薩は寅年と丑年の守護本尊なんだそうです。

あ

うん

まだまだ暑さが残る初秋の嵐山、ツクツクボウシが弱々しく鳴いていました。